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カルティエ サントス Cartier Santos Automatic
ご覧いただきありがとうございます。
時計屋の氏原です。
こちら熊本県。
11月に入り朝晩冷え込むようになりました。
でも、長袖の出番はまだまだ先のようです。
脂肪で厚着の私は、ようやく過ごしやすい時期になったなと感じております。
さて、今回はとっておきのアイテムをご紹介します。
カルティエのサントスです。
しかもステンレスのゴドロンブレス付きです。
世界規模の市場で、販売されている個体はそうそうありません。
この個体、、個人でお持ちの方はどれだけいらっしゃるのか?
商品として値付けこそしましたが、正直なところ売れなくてもよいと思っています。
しかし、本気の方に選んでもらえれば、本望です。
※下記、少々長くなります。
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- カルティエ CARTIER
- サントス LM ゴドロン Santos GODRON
- 一辺29ミリ(リューズガード含まず)
- 自動巻き
- 年代 1978~1987年頃
- コンディション ユーズド
- 素材 ステンレススチール
- 付属品 メーカー修理見積書
- 販売価格 1,430,000円 (更新日現在のお値付けです)
(サントス ガルベ)ではなく(サントス)です。けっこう大事なポイントです。
世代では、ガルベが登場する前に生産されていたようです。
湾曲しないフラットなベゼルがモデルの特徴になります。
リューズガードを除くサイズは、一辺が29ミリの小ぶりなスタイルです。
80年代くらいのスタイルがよく表れたモデルだと思います。
比べるのもどうかなと思いますが、、、
PPノーチラス3800や、APロイヤルオーク4100ST等がカテゴリー的に似ている時計だと思います。
そして、組み合わされるブレスレット、、、GODRON
後押しして珍しいブレスレットです。
ほとんどのサントスは、1コマにビスが2個ずつ施されたブレスレットです。
世代を物語る、片開のバックル。
CCマークも入り、古めかしさが良きですね。
ケースそのものはワンピースケースです。裏蓋がありません
機械の取り出しは、ベゼル側から行います。
自動巻きのローターをかわすために設けられた、ケースバックの膨らみがかわいらしいですね。
製造工程は、裏蓋を別で作るより大変なんじゃないかなと思います。
現状での最大サイズです。腕回り16センチくらいまでの方までお使いいただけると思います。
私の元では、コマの追加は不可です。
側面からの画像です。
フラットベゼルと膨らんだケースバック。
ガルベだと、ベゼルが12時6時方向へ緩やかなカーブを描きます。
ケースバックの膨らみ感。
人体側の話で、個人差あると思いますけど、、
腕時計の本体が乗っかる手首の部分、ちょっと凹んでませんか?
うまいこと、この膨らみがフィットすると思いますよ。
ノンポリッシュではありませんが、ダルダルに磨かれた個体でもありません。
商品として扱うにあたり、メーカーへメンテナンスを依頼しましたが、内容と条件が合わず見送りました。
依頼したかった内容は、オーバーホールとベゼルネジの取り付け、ブレスレットのコマ足しです。
・文字盤に亀裂があるため、交換必須ということ。6時側の表記がSWISSからSWISSMADEに変わるとのこと。
・コマ足しはブレスレットの生産終了に伴い、現行型への交換になるとのこと。
文字盤とブレスレットを変えてしまうと、オリジナリティの価値観的には大きなマイナスです。
結果、ベゼルのネジ取付のみを行っていただきました。
その時の書類は付属品として扱います。
画像の個人情報は消してます。
書類の商品名にGODRONの文字
こういうところ大事ですね。
さて、ご紹介が長くなりました。
まとめると、レアポイントはステンレスのサントス、LMサイズ、ゴドロンブレスレット付きというところです。
更新日現在、市場で販売される同モデルを見かけておりません。
SS×YGのコンビモデルはパラパラとある様ですが、それでも少ないですね。
オンリーワン要素強いです。あるうちにお求めください。
先々、値上げの可能性もあります。
是非、ご検討ください。
氏原